留学中、英語力の向上のためにできることは全てやった。
その1つがランゲージエクスチェンジ。
ランゲージエクスチェンジとは、こちらが日本語を教えるかわりに、英語を教えてもらうという文字通り『言語の交換』だ。
当時の私のスケジュールは Arbutus Collegeが15時に終わって、15時から17時までEh+に通い、その後カフェで1人か2人と会いランゲージエクスチェンジをして家に帰るという生活をしていた。
そのため、よくホームステイ先のホストファミリーから「いつも家にいないね」と言われていた。
ランゲージエクスチェンジのパートナーは Conversationexchange.com というサイトを経由で探し、結果的に4人のカナダ人を見つけることができた。
知り合った人皆が良い人ばっかりで、就職や人生の相談までできる仲になった。『語学力の向上』以上の関係が構築できたのは本当によかったと思う。
英語が拙い私の話を一生懸命聞いてくれる存在、自分の本心を打ち明けられる存在は当時の私の心の支えになった。
これからランゲージエクスチェンジをやろうと考えている人がいれば、ぜひおすすめしたい。
ただ、リスクがあることにも触れておきたい。
私はランゲージエクスチェンジで一度、怖い経験をしたことがある。
ある時、ランゲージエクスチェンジの待ち合わせ場所にいくと、黒塗りのいかにも怪しい車が停まっていた。
ちなみに、この日が初対面でいきなり車で来ていたのだ。そもそも話が違うし、彼自身の見た目についても事前に聞いていた内容とかけ離れていた。
直感的に、これは何かおかしいと感じた。
私は車の前までいって、直角で曲がり、ダッシュして逃げた。
その直後、相手からは怒りの連絡が何度も来たが私は無視をした。
後になって、これまでのメッセージのやりとりをしっかり見返すと不自然な点が多かったことに気づく。結局は「出会い目的」だったのだ。
当時の私は、どんな手段を使ってでも英語力をあげたいと必死で、
多少、違和感があっても気にせず「大丈夫だろう!」と思ってとにかくチャレンジした。
ましてや、これまでのランゲージエクスチェンジで成功体験しかなかったのでガードが少し甘くなっていたのかもしれない。
結果的に何もなかったが、無防備に車に乗っていた時のことを考えるとゾッとした。
幸い私が怖い思いをしたのは、この1度だけ。
これから、ランゲージエクスチェンジをする場合は、公共の場で待ち合わせるのはもちろん、日本語を勉強する動機や相手の日本語レベルを聞いて語学学習の本気度を確かめる、FacebookやInstagramなど公のプロフィールを聞いておくことをおすすめする。
第7話は、英語学習Part3の「ランゲージエクスチェンジ」です。
話をまとめる関係上、順番は第7話となっていますが
ランゲージエクスチェンジ自体は、
カナダに到着して2週間後に始めました。
ちょうど学校に通い始めて「え?待って座学ばっかじゃん?」と
焦っていた時期ですね。
過去の留学生のブログなどから見つけたサイトで
日本語を学びたいor日本に興味のあるネイティブスピーカーに
コンタクトを取って、実際にカフェなどで会うと言うスタイルです。
最終的に4-5人の良いランゲージパートナーを見つける事ができ、彼らは今でも交流があります。
彼ら経由で友達の輪も広がり、改めて「人との出会いが自分の世界を広げるなぁ☺️」なんて感じていました。
それぞれ年齢も性別も、そして興味関心も異なるので、
就活や仕事の相談をしたり、恋愛の話をしたり、女性としての人生の話をしたり、普段学校では話さないようなトピックについて話す機会を持つ事ができました。色々な分野で、ボキャブラリーや言い回しを学ぶ事が出来たのは、完全に彼らのお陰です。
「第8話: バンクーバーでのバイト探し」へつづく
[ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリーの一覧]
第0話: ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリー
第1話: あるきっかけ
第2話: 英語への憧れと留学への決意
第3話: 留学前のラストスパート
第4話: カナダ到着、学校初日、早速の危機感
第5話: バンクーバーでの英語学習 Part 1 「Eh+」
第6話: バンクーバーでの英語学習 Part 2 「Sprott Shaw College プレゼンテーション強化コース」
第7話: バンクーバーでの英語学習 Part 3 「ランゲージエクスチェンジ」
第8話: バンクーバーでのバイト探し
第9話: Co-opプログラムとインターン
第10話: インターンからアルバイト、そして帰国
第11話: 日本帰国とバンクーバー再渡航
第12話: 就職活動、苦悩、意外なきっかけ
第13話: 見込み薄のミーティング 、そして…
第14話: 初サンフランシスコと初英語ミーティング
第15話: 英語リサーチとクライアントの説得
第16話: Trademark問題、Amazonストア、ブランド名の変更
第17話: 最後の2週間とこの先