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第10話: インターンからアルバイト、そして帰国 | ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリー

第10話: インターンからアルバイト、そして帰国 | ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリー

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インターン先として決まったManaged ITの会社は、全体で15名ほどのベンチャー企業。
当然日本語話す人は私以外1人もいない状況。

サービス内容としては、自社でITデパートメントを抱える余裕がない、または効率的に運用できていない50-100名規模の会社に向けてアウトソーシング型のITソリューションを提供していた。

社内には電話営業 (コールドコール)の人が複数名在籍しており、
私はEmailとLinkedInのInMailを駆使してCTOに連絡を取り続けていた。
いわゆるコールドEmail、コールドメッセージと言われるものだ。

CEOと距離が近い会社だったため、直接彼の部屋に行って
コールドEmail、メッセージに対してどれくらいの反応があったかを、都度相談しながら進めていった。

結局、2ヶ月のインターンを終えた後、ビザの規制範囲を超えない時間内でパートタイマーとして仕事をオファーされることになった。
その理由はひとえに業務内容に満足してもらえたからである。

インターン中、とにかく行動量を増やすことで、商談を数件獲得。1件成約ギリギリのところまでいった。今までのインターンでここまで成果を出したのは初めてだと賞賛された。

オファーされたアルバイトは同じCEOがやっている別会社。
再生可能エネルギーの管理ソフトウェアの開発・販売を行っている会社で、当時、日本での拡販を狙っていたので私は適任だった。

エネルギー業界の知見がなかった私は、まず日本のエネルギー業界のリサーチ、関連会社のリストアップから始めた。

とにかく、見込み顧客の反応を聞いてみないとわからないということで、日本のエネルギー関連会社にアプローチを始めることにした。

まずメールを送るところから始めたが全く反応がなく、電話営業したら話を聞いてくれるところが数件。時差の問題のせいで、1日10-15件程度電話をかけるのがやっとで、なかなか思うように進めることができなかった。

そもそも、日本での拡販を決めた理由に北米、ヨーロッパでの反響の良さがあった。

しかし直接、日本の会社の反応を聞けば聞くほど、日本で戦うのは厳しいということがわかった。
その理由は未だに古いやり方を踏襲しており、彼らからすると欧米の環境と比べ5-10年ほど遅れている状態。

オートメーションが売りのソフトウェアなので、その強みを発揮する環境が整ってないという感覚だった。つまり、会社の想定と現場のニーズにギャップがあるということである。

これをCEOに伝えた上で、とりあえず2ヶ月間できるだけやってみようという結論になった。

地道に電話営業を続けていると1社、ソフトウェアのデモを見たいというところを見つけることができた。急いでソフトウェアとウェブサイトの日本語翻訳を行い、なんとかデモに間に合わせることができた。

しかし、結局そうこうしているうちに、帰国日が来てしまい、この会社を離れることになった。

帰国後に日本支社立ち上げのオファーをもらうことができたが、当時はバンクーバーに戻ってくるか決めかねていたので、断ることにした。

編集後書 #10

第10話として、決まったインターン先での仕事(2ヶ月間)、そして延長オファー(同じく2ヶ月間)をもらって働いた話をさせて頂きました。

具体的にどんな事をやっていたかと言うと。

①インターンとしての2ヶ月

  • ITサービス会社、15名ほど
  • Marketing Assistant、無給
  • ひたすらLinkedinでCTO(Chief Technical Officer)をPickupしてメールやメッセージを送り続ける仕事
  • MailChimpを使って開封率や読了率をCheck→ポテンシャル別にタグ付けして、適切なタイミングで次のアクションに繋げる
  • たまに翻訳作業も発生
  • 近隣の小さい会社へ向けたDM制作、配布も実施
  • ②アルバイトとしての2ヶ月

  • 同じオーナーの会社、オフィスも一緒
  • 再生可能エネルギー用ソフトウェアを開発販売する会社、5名ほど
  • Business Development、有給
  • 日本進出の手伝い。
  • ひたすら日本の再エネ関連の会社or再エネ投資してるアセットマネジメントをリストアップ。
  • LinkedInがメジャーじゃないので、とにかく代表電話に電話。(いわゆるCold Call。カナダからです、と言うとかなり怪しまれて、ほぼ門前払いw)
  • 何とか数社話を聞いてもらえて、そのうち1社はソフトウェアのデモまで漕ぎ着ける。
  • と言う感じでした。
    書くとさらりと見えるけど、結構辛かった。。意外と話す機会もなく、ひたすらPCと向かって検索する日々。

    あと地味に「同僚に急に話しかけられる」内容が理解できず、ただニコニコするしかない時もあり、それは悲しかった。。?

    その中でも、チームビルディング的なイベントでピクニックに行ったり、オフィスにコーギーがいたり、ハロウィン仮装したり、最後には日本支社立ち上げのオファーももらい、振り返ると良い経験になりました。

    第11話: 日本帰国とバンクーバー再渡航」へつづく

    [ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリーの一覧]
    第0話: ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリー
    第1話: あるきっかけ
    第2話: 英語への憧れと留学への決意
    第3話: 留学前のラストスパート
    第4話: カナダ到着、学校初日、早速の危機感
    第5話: バンクーバーでの英語学習 Part 1 「Eh+」
    第6話: バンクーバーでの英語学習 Part 2 「Sprott Shaw College プレゼンテーション強化コース」
    第7話: バンクーバーでの英語学習 Part 3 「ランゲージエクスチェンジ」
    第8話: バンクーバーでのバイト探し
    第9話: Co-opプログラムとインターン
    第10話: インターンからアルバイト、そして帰国
    第11話: 日本帰国とバンクーバー再渡航
    第12話: 就職活動、苦悩、意外なきっかけ
    第13話: 見込み薄のミーティング 、そして…
    第14話: 初サンフランシスコと初英語ミーティング
    第15話: 英語リサーチとクライアントの説得
    第16話: Trademark問題、Amazonストア、ブランド名の変更
    第17話: 最後の2週間とこの先

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