海外に行くと決めてからは英語の勉強に力をいれた。
この時点ではまだ会社を辞めていなかったので、かなり過密なスケジュールだった。
私が行った勉強方法は以下の2つ。
1. オンライン英会話
2. 英語塾への通学
オンライン英会話は “ネイティブキャンプ”というサービスを使った。
始めて早々、自分のスピーキング力のなさに愕然としたのを覚えている。
使っているボキャブラリは知っているが、どう使っていいのかわからない。
そんな状況だった。
もう一つは英語の塾への通学。この英語塾はPresenceというスパルタで有名な学校だった。
渡航前の2ヶ月間、毎週1回授業があった。
クラスは15名程度で、社会人が中心だった。
「公用語が英語になり慌てて英語学習をスタートした」、「昇格のためにTOEIC800点が必要」など、理由は人それぞれだったが皆が明確な目標を持っていた。
授業では文法など具体的な事を教えるというより、コーチングがメイン。
前回の授業で出された課題を毎週振り返り、できなかった事・不足していた事などを抽出し、次の週の行動計画に反映するというまさに仕事のような流れだ。
とにかく大変だったのは、毎週20時間ほど自習をしないといけないこと。
私はこの時、会社で働きつつ、転職活動も同時に行っていた。
20時間を確保するため、通勤時間、帰宅後など空いている時間はほぼ全て英語学習に費やした。(必死すぎて、会社のトイレで単語を覚えようとしたこともある)
平日は毎朝早起きして2時間程度、休日は5-6時間ずつ勉強していたと思う。
数年ぶりに「暗記する」という作業をしたので、脳みそが追いつかず、始めは大変だった。
大学受験の時ぶりに、赤シートを使って必死に語彙力を増やしていった。
今振り返っても、この学校に通ってよかったと思う。
1つ目は、「頭を勉強脳に切り替えることができた」こと。
2つ目は、「語彙力が飛躍的に伸びた」こと。
毎日必死に勉強している間に、気付けばカナダ渡航直前になっていた。
会社では引き継ぎなどを行い、ついに出社最終日を迎えた。
カナダへ渡航することを仲の良い同僚に伝えると驚かれたが、ありがたい事に皆が応援してくれ、良好な関係なままで退職することができた。
「カナダ渡航前にできることは全てやった」
思えばカナダ留学を思い立ってから2ヶ月足らず。
必要な準備を全て終え、これから海外での生活が始まる。
「これから、長いカナダ生活の始まりか・・・。」
海外での長期滞在はこれが初めて。言語以前に、生活に慣れるかどうかという不安もあったが「まぁ何とかなるだろう」という楽観的な気持ちで渡航日を迎えた。
当時は転職活動もしていたため、外資系の目安となるTOEICの点数目標を決めて勉強していました。
短期集中でやるならある程度の強制力が必要と思い、2ヶ月間プレゼンスという塾にかよいました。
授業は週一、英語自体を教えてくれるというわけではなくコーチングスタイルです。
毎週膨大な課題、暗記物が出て、それを1週間の中で1時間単位のスケジュールを立ててこなしていく…次の週に頭に入ってるかのテスト&課題抽出→学びを次週へ活かす、というサイクル。
これとほぼ同じような事を前職で毎週実践してたので、私の性には合ったのかもしれません?
週に15-20時間は勉強してと言われるので、朝5時に起きて勉強したり、通勤時間も全てあててました。土日は5-6時間ずつ、とにかく英語漬けの日々でした?
「第4話: カナダ到着、学校初日、早速の危機感」へつづく
[ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリーの一覧]
第0話: ブランドマーケターのバンクーバー留学ストーリー
第1話: あるきっかけ
第2話: 英語への憧れと留学への決意
第3話: 留学前のラストスパート
第4話: カナダ到着、学校初日、早速の危機感
第5話: バンクーバーでの英語学習 Part 1 「Eh+」
第6話: バンクーバーでの英語学習 Part 2 「Sprott Shaw College プレゼンテーション強化コース」
第7話: バンクーバーでの英語学習 Part 3 「ランゲージエクスチェンジ」
第8話: バンクーバーでのバイト探し
第9話: Co-opプログラムとインターン
第10話: インターンからアルバイト、そして帰国
第11話: 日本帰国とバンクーバー再渡航
第12話: 就職活動、苦悩、意外なきっかけ
第13話: 見込み薄のミーティング 、そして…
第14話: 初サンフランシスコと初英語ミーティング
第15話: 英語リサーチとクライアントの説得
第16話: Trademark問題、Amazonストア、ブランド名の変更
第17話: 最後の2週間とこの先