「英語テストの結果、不合格となりました。」

なんとか目標の170万円を無事貯めることができた私はカナダ渡航の準備に追われていた。今まで後回しにしていた出発前の準備が山積している。実家への引っ越し、役所の手続きなどである。

その準備の一つに、学校の英語テストの受験があった。
留学資金を蓄えるのに必死だった私は全く英語の勉強をしていない。結果、当然のごとく英語テストは不合格という結果になった。

「今は英語ができないけど、すぐに英語習得できる自信があるからテストを通して欲しい」みたいなことを当時の下手な英語を使って書いたのを覚えているが、私の思いは届かなかったようだ。これまた当然の話である。

不合格になったので当初予定していたプランを変更し、語学学校に2ヶ月通い、そこから専門学校に移るという線で進めることにした。

いよいよカナダ渡航が間近に近づいてくる中で、そろそろ英語の勉強を始めないとまずいと感じるようになった。

モノは試しということで、My Language Exchangeというランゲージエクスチェンジのサイトで知り合ったインド人とSkypeをすることにした。こちらは英語を教えてもらい、向こうに日本語を教えるという構図である。

まず初めは英語で簡単に会話することになった。

開始早々、何を言っているのか全く理解できない・・・。聞き直しても何を言っているのか全くわからない・・・。

そんな状況が続き、私は電波が悪いということにしてSkypeを切った。

そのインド人には謝って、Skypeで会話するレベルにないのでテキストベースでのコミュニケーションにスイッチしてもらうことにした。

全く英語ができない自分に絶望した。

レベルを下げて、東京周辺で行われている英語サークルのようなものにも参加した。

参加したのは初級レベルということもあり、レベルが低くてそもそも会話が成立していなかった。英語で会話するというよりも、少ないヒントでお互いの言いたいことを言い当てるゲームのような状態になっていた。これも一度行ったきり二度と行かなくなった。

そもそも英語で会話するときにどういう単語やフレーズが使われているか全く無知だったので、そこを勉強するために海外ドラマをみながら勉強することにした。

しかし見始めると全くわからない。10分経つと毎回寝てしまう。

自分でやるには限界があると思い、誰かに教えてもらった方が早いのでは思った。それではということで、英会話スクールを検討した。

カナダ渡航の1ヶ月前に実家の奈良に拠点を移した私は、大阪の英会話スクールに通うことにした。まずは最低限、生活できるレベルの英語力をつけたいと思い友人に紹介してもらったRapport 22という実践型のところに通うことにした。

今振り返ってみると、この英会話スクールに通ったのは正解だった。日常でよく使うフレーズをいくつか切り取ってひたすら反復させ、体に染み込ませるというやり方で、ここで覚えたフレーズはカナダ渡航後も何度も使用したのを覚えている。

2週間程この英会話スクールに通い、いよいよカナダ渡航の日が間近にせまってきた。

ここで大事なことを見落としていることに気づいた。

引越しの時の費用、英会話スクールの授業料、生活費、クレジットカードの支払いなどで貯金が当初想定していたよりも、かなり少なくなっていたのである。

しかしここまで来て引き返すことはできない。

そして、先行き不安のままカナダ渡航当日を迎えるのであった。

(準備編おわり。カナダ生活編につづく)

Lesson Learned #3 (海外渡航前の英語学習)

渡航前にできる限り英語力アップするのが理想ですが、現実的にできる範囲は限られています。まずは、なんとか生活できる最低限必要なフレーズだけを抑えるようにしておきましょう。

私が渡航前に最低限抑えた表現は以下の3つとなります。

Can I ____ ? (___してもいいですか?)
Would you / could you ____? (____してもらえませんか?)
I would like to… (_____したいんですが・・・。)

例文としては
Can I have a coffee? (コーヒーを貰えますか?)
Would you tell me how to get there? (どうやってあそこにいけるか教えて頂けませんか?)
I would like to get a bus ticket. (バスチケットを買いたいんですが)

これらの表現は本当に便利で、日常生活の大体のことに応用が効きます。
例えばどこでタバコを買えるか聞きたい場合は ”Where can I buy a pack of cigaratte?”
どうやって空港に行くかを聞きたい場合は“Would you tell me how to get to the airport?”など
この表現に続く質問内容やお願いの内容を習得していけば、大体の聞きたいことを聞けるようになります。

[その他のストーリー]
第0話: カナダのマーケター海外就職ストーリー
第1話: カナダ渡航と立ちはだかる壁
第2話: 目標額170万円、地獄のフリーランス体験
第4話: カナダ到着。不安だらけの1日