アンケート・リサーチ , 海外就職

アンケート調査 | 海外就職成功者20人に聞いた就活方法、渡航時の英語力・貯金額、他

アンケート調査 | 海外就職成功者20人に聞いた就活方法、渡航時の英語力・貯金額、他

,

Touch-Baseの野村です。

今回は、Touch-Baseが運営しているFacebookグループ「Touch-Base | 海外進出と海外就職」にて、海外就職者の実態を知るために簡単なアンケートを行いましたので、その結果の共有をしたいと思います。

(※下記、募集した際のFacebookグループでの投稿)

参照: Touch-Base | 海外進出と海外就職

質問項目は海外渡航時の貯金額、英語力、年齢、または日本での仕事の経験年数や海外就職に成功するまでにかかった期間などです。

これから海外就職を検討している人にとって気になる項目だと思うので、ぜひ今後の参考にしてください。

アンケート調査実施概要

1. 調査期間:
2018年1月9日 – 1月22日

2. 調査対象:
海外就職に成功した日本人
(※求職中の方からのご回答もいただきましたが、今回の結果は海外就職に成功した方のデータのみを取り上げて紹介します。)

3. 調査方法:
インターネットでの調査。主にFacebookグループ「Touch-Base | 海外進出と海外就職」での募集。

4. 有効回答数:
20人

5. 回答者の渡航先の内訳:

カナダ: 11
アメリカ: 7
フィリピン: 1
マレーシア: 1

6. 回答者の職種内訳:

広告・マーケティング: 9
エンジニア(Web, App, Mechanic): 6
デザイン・クリエイティブ: 2
営業: 1
メディカルアシスタント: 1
バリスタ: 1

7. 回答者の勤め先内訳(日系vs.海外企業):

周りに日本人がいない現地のローカル企業: 9
他の国にも支社があるグローバル企業: 4
日系企業の海外ブランチ: 2
日本人が運営している現地のローカル企業: 2
無回答: 3

回答数が20名というのと、回答者の国名がアメリカとカナダ、職種がマーケティング・エンジニアに偏っていることから統計的に信頼性が高いとは言えませんが、海外就職のイメージをする上では十分なデータかなと思います。以下では早速アンケート結果を見ていきます。

アンケート調査の結果

アンケートのサマリー

1. 海外就職を目指して渡航した時の年齢
海外就職を目指して渡航した時の年齢は26 – 29歳が60%(12件)でダントツ1位、それに次いで30 – 35歳が20%(4件)

2. 海外渡航前の日本での仕事の経験年数
渡航前の日本での仕事の経験年数は4-6年が40%(8件)、次いで1-3年が20%(4件)、7-9年が15%(3件)を占める

3. 渡航時の英語力
渡航時の英語力は中級者レベルが50%(10件)、初級者が35%(7件)、上級者レベルが15%(3件)となった。また渡航前の英語力で就職先が変わる(現地ローカルか日系など)といった傾向は見られない。(※英語力レベルの内訳は後述)

4. 海外渡航時の貯金額
渡航前の貯金は200万円以下が50%(10件)、300万円 – 600万円が40%(8件)を占める

5. 渡航後、就職までに費やした期間
就職までに費やした期間は、1ヶ月未満が20%(4件)、1年以内が55%(11件)、1年半以内が80%を占める。1ヶ月未満と回答した人のうち3件は渡航前に就職先を確保。

6. 海外就職に結びついた就活方法
就職に繋がった就活の方法は、1位がローカルの求人リスティングサイト (Indeed, Monsterなど)で31.25% (5件)、2位が日系の求人リスティングサイトで25% (4件)、知人の紹介・リファラルは18.75%(3件)。ただし全体的に大きな差異はみられず、それぞれが万遍なく就職に結びついた印象。

7. 渡航前にした方が良いと思ったこと
海外渡航前にした方が良いと思ったことの1位は30%(6件)で英語力の強化、ついで専門分野のスキルアップが20%(4件)。ただし、英語力は現地で磨かれるので不要という意見もあった。

アンケート調査結果の詳細

以下では、私の所感を交えながら各アンケートの項目ごとの結果を見ていきます。

1. 海外就職を目指して渡航した時の年齢


26 – 29歳が60%(12件)でダントツ1位、それに次いで30 – 35歳が20%(4件)という結果。

私自身も26歳の時に渡航し、相談を受けた方も26-29歳が多い印象を受けたのでこの結果には納得です。イメージとしては一度新卒で社会人を経験後、海外に出て挑戦・・・という方が多いということでしょうか。

海外就職を目指して渡航した時の年齢
18歳未満: 1
19 – 22歳: 1
23 – 25歳: 1
26 – 29歳: 12
30 – 35歳: 4
41 – 45歳: 1

2. 海外渡航前の日本での仕事の経験年数


日本での仕事の経験年数は4-6年が40%(8件)、次いで1-3年が20%(4件)、7-9年が15%(3件)となりました。

前述の通り、一度社会人を経験後、海外渡航する人が多いのではと見ています。

日本での仕事の経験年数
なし: 1
1年未満: 2
1 – 3年: 4
4 – 6年: 8
7 – 9年: 3
10年以上: 2

3. 渡航時の英語力


渡航時の英語力に関してですが、各英語レベルの詳細に関しては下記を参照。

A. 全くゼロ
B. 挨拶ができる: 単語をつなぎ合わせて意思を伝えるレベル
C. 基本的な会話: ホテルの予約・レストランの注文など決まったシチュエーションでの会話をこなせるレベル
D. 日常会話: 正確性に欠けることもあるが、自身の意図を伝えられるレベル。基本的な文法は把握しており、時間をかけてライティングすれば正確な文章を書くことができる
E. 議論ができる: 関係代名詞、接続詞などを使用して長文も流暢に話すことができ、単語や表現、助動詞を使い分けて大人な話し方をすることができる
F. 専門的な話ができる: 観念的な話や自分の専門領域に関して深い議論をすることができる
G. 流暢: 母国語である日本語レベルに不自由なく話せる

ここではA – Cを初級者レベル、D – Eを中級者、F-Gを上級者として分類しています。

それをベースに、中級者レベルが50%(10件)、初級者が35%(7件)、上級者レベルが15%(3件)となりました。また渡航前の英語力で就職先が変わる、例えば英語初級者の人は日系の会社に入る傾向が強いなどといった傾向は見られませんでした。

ちなみに私自身は渡航時ここでいうAとBの間くらいのレベルで、私の周りにいた人も同じようなレベルの人が多かったので、中級者が多いという今回の結果には驚きでした。

渡航時の英語力
全くゼロ: 0
挨拶ができる: 4
基本的な会話: 3
日常会話: 3
議論ができる: 7
専門的な話ができる: 1
流暢: 2

4. 海外渡航時の貯金額


渡航前の貯金は200万円以下が50%(10件)、300万円 – 600万円が40%(8件)を占めるという結果になりました。こちらは渡航前に支払わないといけない学費やその他諸経費を抜いた金額になります。

所感としては、必要最低限の貯金で渡航した層(200万円以下)、少し余裕をもって貯金していた層(300 – 600万円)に分かれたなという印象。

私はもろもろの手続きに支払う金額を抜くと、結局3-40万円くらいしか残らなかったように記憶しています。もちろんそれだとお金が全く足らず、結局家族からお金を借りました。

私はだいぶ駆け足で海外就職を目指し渡航後4 – 5ヶ月で就職先を見つけましたが、最低でも100 – 200万円ないと厳しいと感じました。
(※カナダ・バンクーバーに渡航したケースです。もっと都心にいけば、さらに貯金が必要になると思います。)

海外渡航時の貯金額
0 – 50万円: 1
51 – 100万円: 5
101 – 200万円: 4
201 – 300万円: 0
301 – 400万円: 4
401 – 500万円: 2
501 – 600万円: 2
601 – 700万円: 0
701 – 800万円: 0
801 – 900万円: 1
901 – 1000万円: 0
1001万円以上: 1

5. 渡航後、就職までに費やした期間


就職までに費やした期間は、1ヶ月未満が20%(4件)、1年以内が55%(11件)、1年半以内が80%(16件)を占めるという結果になりました。ちなみに1ヶ月未満と回答した人のうち3件は就職先を確保してからの渡航になります。

実際には、ビザの問題で海外渡航後に学校に通う期間も含まれているので、上記の期間フルに就職活動をしていたわけではないと見ています。私の経験ベースでいうと、学校卒業後に1-3ヶ月集中して就職活動をして、就職先を見つけるというのが一般的ではと思います。

渡航から1年半就職にかかることを想定すると、なんとか毎月10万円でやりくりしたとしても1年半で180万円は最低でも必要になります。やはり最低でも200万円ほど貯金はもっていきたいですね。

就職までに費やした期間
1ヶ月未満: 4
1 – 6ヶ月: 4
7 – 12ヶ月: 3
13 – 18ヶ月: 5
19ヶ月 – 24ヶ月: 2
25 – 36ヶ月: 1
36ヶ月以上: 1

6. 海外就職に結びついた就活方法


1位がローカルの求人リスティングサイト (Indeed, Monsterなど)で31.25% (5件)、2位が日系の求人リスティングサイトで25% (4件)、知人の紹介・リファラルは18.75%(3件)という結果になりました。

ただし全体的に大きな差異はみられず、それぞれが万遍なく就職に結びついた印象です。できることは全てやる!というスタンスで望むのがベストだと思います。

また、よく海外進出にはLinkedInを活用せよ!と言われますが、今回の結果では目立って重要という印象はうけません。確かに私もLinkedIn経由で求人のお誘いが来るようになったのは実際に就職した後で、就職活動中はそこまで役に立った記憶はありません。

ただ、履歴書の提出を求められる時にLinkedInのURLも送ってと言われるので、ページを作って中身を充実させる必要があるのかなと思います。

私が成功した就職活動の方法で触れましたが、私はIndeedにて面接を獲得しました。毎日新しい求人が出てくるので、毎日Indeedに張り付いて新しい求人が出れば応募、他に新しい求人が出れば応募を繰り返して行いました。

海外就職に結びついた就活方法
ローカルの求人リスティングサイト (Indeed, Monsterなど): 5
日系の求人リスティングサイト: 4
知人の紹介・リファラル: 3
SNS (LinedIn, Facebook, Twitter): 2
直接ウェブサイトから応募: 2
Workshopやイベント: 0
(※複数回答可、13名が回答)

7. 渡航前にした方が良いと思ったこと


最後に渡航前にした方が良いと思ったことです。
1位は30%(6件)で英語力の強化、ついで専門分野のスキルアップが20%(4件)、ビザの知識が貯金と同列で15%(3件)という結果に。

ただし、1位の英語力に関しては現地で磨かれるので、渡航前の準備は不要という意見もありました。

個人的に強調しておきたいのはビザの問題。海外就職のビザ計画の立て方で触れましたが、ビザの計画はとても重要です。海外滞在中に一番頭を悩ましたのはビザの問題といっても過言ではありません。

ビザ関連の問題は留学のエージェント、もしくは移民コンサルタントをうまく活用しながら計画することをおすすめします。

渡航前にした方が良いと思ったこと
英語力の強化: 6
専門分野のスキルアップ: 4
ビザの知識を深める: 3
貯金: 3
明確な目標の設定: 2
人脈づくり: 2
(※複数回答可)

最後に

アンケート結果いかがでしたでしょうか?

今回のアンケートは今後海外就職を志す方々の参考になる情報を提供するために行われました。

私が海外就職を真剣に考えていた時に、検索して調べてもアフィリエイターの信用できるかどうかわからない情報ばかりで、先人の情報をなかなか見つけることができずに苦労しました。

常に「これで大丈夫?」という疑問を常に抱きつつ暗中模索の中、足掻いていたのを覚えています。

今回のアンケートを通して海外渡航する具体的なイメージがつき、少しでも海外就職に前向きになってもらえれば幸いです。ご意見・ご質問などあればお気軽にどうぞ!

最後に今回のアンケートにご協力いただきましたみなさん、改めてありがとうございます!また次回お願いすることもあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします!

この記事をシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

related  に関する記事

関連記事はありません。

  に関する記事

関連記事はありません。

pickups 注目記事

世界4カ国に挑戦|シューズデザイナーピロ貴子さんの軌跡

2019.07.10

日系企業が北米進出時に抑えるべき10個のポイント!CK Marketing Solutions 長さんインタビュー

2019.05.10

ロサンゼルスの日本酒スタートアップ Tippsyの起業、設立、資金調達と顧客獲得の全て

2019.04.04

Touch-Base Peer-to-Peer

Touch-Base Peer-to-Peerは海外で活動する人同士の情報交換・コラボレーションを目的として作られたFacebookグループです。これから海外に挑戦する方からの質問や相談も受け付けております。参加料は無料。お気軽にご参加ください。

Facebookグループページを開く

touch-baseとは

Touch-Baseとは海外就職、海外起業、海外進出など、海外へ挑戦する個人・企業に向けて、表面的な情報ではない現地のリアルな情報の発信・交換、コラボレーションの創出を目的としたプロジェクトです。
海外のリアルな情報や海外で活躍する方の成功体験をシェアすることで、これから海外に挑戦する個人、企業の数を増やすことに貢献できればと考えています。

詳しく見る