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OPEN Laboratoryが提唱する『健康経営』とは|OPEN Lab.中村さんインタビュー #3

OPEN Laboratoryが提唱する『健康経営』とは|OPEN Lab.中村さんインタビュー #3

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ニューヨークと東京を拠点としたビジネスコンサルティング会社「OPEN Laboratory,Inc.」代表の中村洋一郎さんにインタビューさせて頂きました。

今回はOPEN Laboratory Incの代表の中村さんへのインタビュー動画3つ目ということで「OPEN Laboratory, Inc. が提唱する『健康経営』」をご紹介していきます。

そもそも、なぜ中村さんがOPEN Laboratoryを立ち上げ「健康経営」を提唱するようになったか、そして実際に健康経営を導入した後のクライアントの変化などをご紹介していきます。

Profile:

中村 洋一郎(Nakamura Yoichiro):日本の大学卒業後、渡米しセントルイスの大学に編入。帰国後、日本でNTTデータ、そしてナレッジマネジメントのベンチャーにてB2Bの業務コンサルタントを経験、退職後、再渡米しボストンにあるBabson CollegeにてMBAを取得。数年間ニューヨークの会社に勤務した後、2016年にニューヨークと東京を拠点とするOPEN Laboratory,Inc.を起業。「健康経営」をベースとしたコンサルティングサービスを提供している。

#3 OPEN Laboratoryが提唱する『健康経営』とは

ニューヨークでOPEN Lab.を起業

起業のきっかけとなった原体験

野村:
OPEN Lab.を立ち上げようと思ったきっかけについて教えて頂けますか?

中村さん
自分が体を壊したことですね。それを機に食生活を変えたことによって、体調がとても良くなったんです。まさにこれが原体験ですね。

日本で働いていた頃はよく働く社員でした。好きでやっていたので働かされていたという意識は無かったのですが、週6日以上朝から晩まで働くと、好きでも体は壊れるんですね。

完璧主義だった事も影響して、肉体・精神ともに朽ちていました。ちょうどMBAの頃ですね。そこから食事を変えたんです。僕の場合は「グルテンフリー」が一番効果的でした。食事を変えた後の、集中力・記憶力・思考力が全然違うんですよ!

意識した食事をするのとしないので、これ程違うのかと。「これは皆に教えないと!」と思ったんです。

日本で仕事をしていた時にクライアント企業に常駐していた時期もあって、日本で働いている人が疲弊しながらも頑張っている様子を近くで見ていました。

そういう方々に「少し食生活を見直すだけで、パフォーマンスがどれだけ上がるか」という事を伝えていきたいと思って起業しました。

意識した食事による体調の変化

野村:
食生活を変えてから、体にどのような変化があったかという具体例はありますか?

中村さん
実際は、奥さんが変えてたんですけどね。笑 ある週、食事をした後でも全然眠くならない週があったんです。僕の場合、夕飯を食べたら目がトロンとして寝ちゃうタイプだったのですが、その週は本を読んでても全然眠くならないんです。

1週間後に奥さんからタネ明かしされました。そこから自分なりに調べて、ランチも変えてみるとまず疲れないし会議中も眠くならなんです!寝起きも良くなりました。

野村:
僕も眠くなるタイプなので、昼は食べないようにしたり、夜も寝る直前に食べたりしてますね。

中村さん
何でも食べ過ぎたら眠くなりますが、食べても眠くならない食事の方法があるんです。内容次第でコントロールできます。

野村:
炭水化物も意識していますか?

中村さん
僕の場合はグルテンフリー・炭水化物を避ける事を意識しています。化学調味料でも体が反応するので特にランチは避けるようにしています。

野村:
日本に住んでいると、化学調味料無しで食生活を過ごすのは難しくないですか?

中村さん
難しいのは難しいですね。なので自分で作ったゆで卵やおにぎりを持ち歩いたり、化学調味料を使っていないお店に行くようにしています。

慣れると目が利くようになるんです。これは体に良くないなと思ったら、ちょっとつまむ程度にするなど調整が出来るようになります。

ゼロにするのは難しいですが、空腹状態で化学調味料が入っている物を食べないようにするなど工夫は出来ます。

野村:
クッションのようなイメージですね。笑 自分の食生活も考えないといけないですね。

OPEN Lab.の3つのコンサルティングサービス

野村:
改めてOpen Lab.が提供しているサービスについて詳しく教えて頂けますか?

中村さん
提供しているサービスには、企業向けと個人向けに分けて3つがあります。1つ目は企業向けの健康経営のプランを立てて、全社レベルで推進・サポートしていくコンサルティングの仕事です。

2つ目はワークショップや先ほど紹介したチャレンジプログラムで、一回限りや短期集中研修で行います。3つ目が1対1の個人カウンセリングです。チャレンジプログラムに関しては企業向けだけでなく、一般の参加者を募って毎月やっています。

野村:
一般参加のチャレンジプログラムは、ニューヨークと東京の両方で行っていますか?

中村さん
完全オンラインなので、どこからでも参加できます。僕ともう一人、京都在住のお医者さんの方と2人で運営しているのですが、僕達インストラクター2人と参加者でオンライングループを作り行なっていきます。

野村:
一般の方でも参加出来るんですか?

中村さん
先ほど紹介した「21Days体質改善チャレンジ」や「味噌汁ファスティング」も一般向けです。


参照: OPEN Lab.ウェブサイト 3day味噌汁ファスティング

アメリカと日本からの参加が多いですが、それ以外の国からもご参加頂いて、毎月面白いですよ。人数は1人の時もあるし、5-6人の時もあります。10人超えるとまとまりがつかないので、多くて7人くらいです。

野村:
参加者同士のコミュニケーションもあるんですか?

中村さん
ありますね。Facebook上の秘密のグループで自分が食べたもの、飲んだものの写真を全てUPしてもらって、僕らがコメントします。

他の人がUPしたものを見て、献立の参考にする人もいますよ。そのチャレンジが終わった後も、友達になってFacebook上で会話しているのはよく見ますね。

野村:
面白そうですね!

企業が健康経営に取り組む動機とは?

野村:
BtoBの話を伺いたいのですが、企業が健康経営に取り組みたいと思う「きっかけや動機」とは何なのでしょうか?

中村さん
アメリカの場合は保険料を会社が負担するんです。割合は会社次第ですが、多い所は100%です。通院した時の医療費などですね。会社にとっては、社員が健康だとコストが削減できて、利益が増えるんです。

もう一つの理由は「人材面」です。最近は人材市場の競争が激しく、いかに良い人を採用するか、今いる社員を留めるかという事が人事部にとっての重要課題になっています。

社員を大切にするというメッセージを送るために健康経営に取り組む会社もありますね。

野村:
日本でも働き方改革で残業を減らすなど、色々な取り組みが行われていますよね。社会的には、提案しやすい状況ですか?

中村さん
提案しやすい状態かもしれませんね。少なくとも意識が変わってきているなと感じます。

野村:
健康に対する意識についてですが、ニューヨークと東京では違いはありますか?ニューヨークで健康意識が高い人は、とりあえずサラダを食べているイメージがあります。笑

中村さん
健康食というと、サラダ・フルーツ・低脂肪の3点セットという思い込みがありますね。当たっている部分もありますけど。

ニューヨークと東京だけで言うと、ニューヨークの人は、意識が高いですね。健康的な食事をするのも、しないのも自分の責任であり判断である、というのが明確ですね。

やる人はやる、やらない人はやらない。「俺は一生チキンウィングを食べて死ぬんだ」と言う人もいます。笑 覚悟して判断していることが多いですね。

野村:
高い人は高いという事ですね。

今後の展望&起業したい人へ一言

野村:
今後の展望について教えてください。

中村さん
今は会社を作って3年が経ちました。1人でバタバタとやってきましたがチームを組んでより大きな事に挑戦したいと思っています。さらに最近出てきているテクノロジーなど、新しい物を取り入れながら、より多くの人に届けられる仕組みを作りたいです。

野村:
チームを組むなら、どういう人がいいですか?

中村さん
目指す世界観が共有できる人、一緒に働いて気持ちが良い人とやりたいですね。今までにもたくさんの良い出会いがありました。その中の誰かなのか、新しい人なのかまだ分かりませんが、ビジョンを共有できる人とチームを組みたいです。

野村:
今後アメリカで起業したい人に向けて一言お願いします。

中村さん
起業は手段です。ビザの問題はありますが、ニューヨークで起業したければ1,000ドルあれば作れます。作った後に社会に貢献できるか、利益を出して税金を納められるかは別の話です。

例えば、僕がやりたい事がどこかの企業で見つかれば、そこに社員として入ることも構わないと思っています。「起業する」という事に捉われず自分がどういう仕事をして、社会とどう関わり合いたいのかを考えてみてほしいです。そこを明確にすると、起業後の活動にもつながります。

野村:
ニューヨークでの起業についてビザや英語の問題など、ここは抑えておいた方が良いというポイントはありますか?

中村さん
英語が出来るようになってからやろう、と起業を先延ばしするより、やりながら必要なだけの英語力を徐々に習得していく方が良いと思います。今やりたいと思っているのであれば、準備に時間をかけすぎないで、真っ直ぐ向かってみて下さい。

ライブインタビューノーカット版:

日本とニューヨークでのB2Bの提案・アプローチの違い

野村 晶大さんの投稿 2019年5月3日金曜日

他のインタビュー動画の一覧はこちらから。

まとめ

今回は健康経営を推進するコンサルティング会社OPEN Lab.を立ち上げた中村さんにインタビューさせて頂きました。健康経営を広めることによって、皆が健やかに働き、高いパフォーマンスを発揮できる世の中を作りたいという、仲村さんの強い思いが伝わってきました。さらに、ニューヨークと東京の両都市で活動しているからこそ分かるポイントなど、今後アメリカ・日本で起業を検討している人にとって非常に参考になる内容でした。ありがとうございました。

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