About Tippsy
Tippsysake.comは2018年11月にアメリカでオープンした日本酒専門のオンラインプラットフォーム。
創業者である伊藤元気がアメリカでの日本食、日本酒の流通に関わる商社で培ったマーケティングの経験とアルコールの流通規制の理解を基に、ワインの1%しかない日本酒の需要を広げてアメリカの食文化に深く根差すアルコールカテゴリーとして進化させるためにオンライン小売業としてマーケティング活動を行っています。
現在日本食はアメリカで人気外食カテゴリーとして20,000店舗以上レストランが存在し、SAKEは誰でも知っている寿司の脇役として、Hot Sakeや、ビールにショットグラスを落として飲むSake Bombというスタイルで人気となっています。
しかし都市部の高級レストランを除いて高品質な地酒が飲まれることはあまりなく、一般的には日本酒のブランド認知は限りなくゼロに近い状態です。更に地酒の主な小売流通チャネルは都市部にしか存在しない日系スーパーが主ですが、インターナショナルグロッサリーとしての日系スーパーの認知度や利用頻度はアメリカ人には低く、地酒の魅力を知っている人にとっても”どこで買えるかわからない”という状態になっています。また、日本酒を好きだと思っている多くのアメリカ人消費者でも、日本酒には色々な種類やブランドがあることすら認知されていないことが多いです。
このSakeの高い認知度と興味レベルがあってしても市場の成長率は5%程度で、100倍規模お大きいワインですら3%で広がっている現状から、既存のマーケティング方法ではニッチ商材の域を出ることができないと考えています。
Tippsyでは難しい専門用語やカテゴリの違いではなく、蔵元それぞれのユニークなストーリーや味の表現をわかりやすく消費者に伝えられるプラットフォームをデザインしており、流通過程の長さに起因する商品情報やセレクション不足を解消して潜在需要を喚起できるようにしています。また味もラベルも分かりにくい商品を大きいボトルで買うことの心理的障害を軽減するため、月替わりで小瓶3本セットを商品カード付きで送るサブスクリプションサービス「Tippsy Sake Box」を提供しています。これまで小売店で買うことのなかった日本酒を色々試しながら好きなブランドを見つけてもらい、消費を拡大させることを目的としています。