今回はThe Touch-Base Podcast Episode 8。
日本とアメリカ・カナダ(北米)の両方を相手にデジタルマーケティングを行ってみて、北米相手のデジタルマーケティングが楽しいと感じるようになりました。今回のその理由4つをご紹介していきたいと思います。
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トランスクリプト
みなさんこんにちわ。
Touch-Baseの野村です。
さて、先週「最近のLinkedInってリクルーターのデータベース化してない?と思う件」というテーマのPodcastを公開し、色んな反響をいただきました。
その反響を見てみると、どうやらユーザのLinkedIn離れが進んでいるわけではなくて、単に自分のLinkedInの更新が滞っていたから、周りの反応が少なくなり、リクルーターからの連絡が増えているように感じただけでした。
むしろ、最近になってLinkedInを積極的に使い始めたという人が多いように感じました。
アンケートをとったのはLinkedInなので、もちろん使っている人しか回答しませんので、バイアスのきいた意見ではあります。ただ、LinkedIn コミュニティが死んでいってるとは思わないので、これから新たにLinkedInをやり始めても十分に価値があると思います。
LinkedInで集めたアンケートは Touch-Baseのページで見れるようにしておきますので、そちらをご確認ください。
前回の投稿をシェアした結果:
https://www.linkedin.com/feed/update/urn:li:activity:6624205529642307584
(※こちらはグループへの投稿のリンクです。色んな方からのコメントが確認できるのはこちらですが、埋め込みができないので直接アクセスしてください。)
さて今回の本題、「北米相手のデジタルマーケティングが楽しいと思う4つの理由」続けてどうぞ!
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日本人からすると英語でのデジタルマーケティングは語学・文化の壁があって難しいイメージがありますが、そんなことないよ、むしろ日本でやるより楽しいよ!という話をご紹介していきます。北米相手のマーケティングが楽しいと思う4つの理由は次の通りとなります。
1. すぐに反響が出るので楽しい
2. 競合の数が日本と比べて少ない
3. マーケティングへの理解がある人が多い
4. 細かいことをいちいち確認せずにガンガンいける (ことが多い)
それでは一つ一つ見ていきましょう。
1. すぐに反響が出るので楽しい
まず一つ目「すぐに反響が出るので楽しい」について
とにかく、反響が出るのが楽しいです!新しいサービスをローンチしたら、コメントくれたり、フィードバックくれたり、問い合わせをくれる率が高いように感じます。コミュニケーションが活発といっても良いかもしれません。
具体的に日本と北米での反響の違いを説明するにあたって、Touch-Baseの裏メディアuuchiwaの話をご紹介したいと思います。
実はTouch-Baseを立ち上げた時と同じタイミングで、uuchiwaというサイトも立ち上げました。uuchiwaではTouch-Baseとは逆に海外から日本でビジネスをやろうとしている人を対象にしたメディアで、言語も英語です。日本でビジネスをやっている海外出身の人へのインタビューコンテンツをシェアし、LinkedInを中心にトラフィックを集めていました。
Touch-Baseと同じ時期にスタートをしましたが、uuchiwaは開始してから1-2ヶ月、公開した記事は5つ程度で、すぐにビジネス関係の問い合わせ・相談を頂くことができました。しかもLinkedInでシェアするたびに色んなコメントを頂くことができました。
しかし、Touch-Baseの方はというと、これがなかなか時間がかかってしまい、ビジネス関係の問い合わせに結びつき始めたのが初めて2年をすぎた頃。周りの反応もローンチ初期は良かったですが、その後は下火に。
サイトへのトラフィックの増え方もuuchiwaの方がすぐに伸び始めて、Touch-Baseはゆっくりジワジワという感じ。別にビジネス関連の問い合わせを増やすためにメディアを運営しているわけではないんですが、やっぱりすぐに反響がある方が楽しいですよね。
ちなみに、uuchiwaのプロジェクトは実は既に閉鎖済み。
その理由は、ただ単に「海外から日本への進出」というトピックに対して興味が続かなかったからです。それよりも、「日本から北米、海外」というトピックの方に関心があったので、Touch-Baseを続けているという状態です。
プロジェクトを続けるには自分の興味が持続するものしか続かない・・・という教訓でもありました。
2. 競合の数が日本と比べて少ない
次に北米相手のデジタルマーケティングが楽しいと思う理由 2つ目、「競合の数が日本と比べて少ない」について
競合が少ないと思う理由は色々ありますが、特に「コンバージョン率が総じて高い」と感じるからです。
全体的にどの業種でキャンペーンを行っても、コンバージョン率が高く、プロジェクトによっては20%程度いくこともあります。ちなみに一般的にコンバージョン率が高いブランドタームなどは一切入っていません。
これは、理由1つ目でご紹介した「反響が出やすい」という理由に加えて、「競合が少ないこと」が起因していると考えています。
ここでいう「競合が少ない」というのは、「会社の数が少ない」ということではなく、「同様のサービスを提供しているプレイヤーの数が少ない」という意味です。
日本では同様のサービスを提供している会社が多く、レッドオーシャンになっている市場が多いですが、過当競争になっている業態は日本に比べて少ないように感じています。
3. マーケティングへの理解がある人が多い
次に北米相手のデジタルマーケティングが楽しいと思う理由 3つ目は「マーケティングに理解がある人が多い」となります。
例えば、「近日中にプロダクトローンチする予定で、マーケティングをどうすべきか考えている」という問い合わせ・相談をもらうことが多く、マーケティングに費用を投下することが当たり前という印象を受けることが多いです。
また、基礎的なマーケティングの戦術も知っている人が多いと感じます。
カナダで働いていた頃、職場の近くのカフェ店員と話していて「何してるの?」と聞かれ、「Googleの検索エンジンで・・・」と話をすると、すぐに「あーSEOね!」となったことがあります。普通のカフェ店員がSEOを知っていることに驚きました。
なので提案をする時に、「なぜマーケティングに予算投下すべきか?」や「なぜデジタルマーケティングが良いのか?」など、導入部分を飛ばして話を進めることができることが多く、提案がやりやすいです。
4. 細かいことをいちいち確認せずにガンガンいける (ことが多い)
さて、最後のポイント「細かいことをいちいち確認せずにガンガンいける (ことが多い)」について。
デジタルマーケティングという領域の特性上、大きいものから細かいものまでテストを行いトライアンドエラーを繰り返すので、スピード感を持って動くことがとても大切です。
その際に、一つ一つ細かい点も逐一確認してから動いていると、スピード感が削がれて、チームのモチベーション低下を招いてしまうリスクがあります。もちろん費用がかかるものや、大きな変更はチーム内で決済をとってやっていくべきですが、それ以外の細かな部分は思いついたら即実行くらいのスピード感で進めていました。
ほぼ全て自分の裁量で動くので、良い意味で責任感を持ってプロジェクトを推進できます。
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今回は「北米相手のデジタルマーケティングが楽しいと思う4つの理由」についてご紹介しました。いかがだったでしょうか?
どうしても、日本人が北米相手のデジタルマーケティングをやる場合は最低でもコピーライターをつける必要がありますが、楽しいと思う部分が多いのでぜひ多くの方にチャレンジしてもらいたいと思います。
もし、今回ご紹介した内容に対して「そんなことないよー」と思う部分や「こういうのもあるよー」という部分があればコメントあればドシドシお寄せください。
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ではまた、次回
Photo by Edho Pratama on Unsplash